長い目で痛みと向き合う
性感帯というのは身体のあちらこちらに散らばっているもので、ペニスのようにダイレクトな性的刺激になるというよりは、くすぐったさや痛み、または違和感が快感に繋がる信号となっていきます。
男性の場合は女性と異なり、心で感じるセックスではなく、あくまで肉体主体の快感を追求しがちで、持続的な忍耐が必要になる性感帯開発にはあまり積極的ではありません。
さてそんな男性でも一番、性感帯として感じやすいのが、痛みです。鞭で打たれてヒリヒリ、アナルを逆ファックしてもらい苦しみの中でトコロテン……。
痛みと快楽は紙一重であり、いつものセックスにプラスαの快感を付加したい場合は、まず痛みに慣れること!
しかしながらその方法を間違えてしまえば、痛いのなんか嫌だ!となってしまうので、いかにその強弱をコントロールしつつ、シチュエーションを楽しんでいけるかがポイントになってくるのです。
自己肯定と否定を繰り返す
いじめてもらう……、プライドの高い男性ならば涙を流して嫌がるプレイです。しかしながらベッドの上ではもはや、嫌よ嫌よも好きの内。
まずいじめてもらうには、相手が必要になります。そう、それは風俗を利用すれば解消可能ですね。
次に必要なのは自尊心を捨て去り、M男性としての自分にブレーキをかけないことです。叩かれている自分、キャンドルの炎にヨガッている自分、そんな痛みに耐え抜いている自分自身を客観的に認める土壌を作っていくことが、痛みを快感に変えていくスタート地点になります。
余程のS男性を覗けば、女の子にいたぶられることに大概興味を持っているはずです。忍耐を持っていたぶってもらうには調教相手が必要になりますが、それはM性感またはSMクラブのドS女王様に賽を投げてもらうのがベスト。
社会的な自分のランク、家庭内での大黒柱としての自分、そんな現実を遠目で見ながら、いたぶられている自分を肯定しそして否定していきましょう。
「こんな姿は誰にも見せられない!」そんな屈辱がだんだんと性欲を開花していき、そして「あぁ、自分はこんなに変態だったんだ!」と自己肯定を始めた時にドーパミンがマックスに分泌するはず。
自分の感情とプライドのコントロールは、数回の女王様とのプレイではなかなかできるようになりません。
まずはMである自分を認め、そして適した女王様選びをすることから始めましょう。ただし女王様もそれこそふくよか系から、峰不二子系のセクシー系まで様々なので、自分が最も興奮するタイプの女性を指名することも大切ですよ。
アナル調教を加えてほしい
M男性が痛みを開花する時、大概そこにはアナルによる開発が付随します。
ハイヒールで蹴飛ばされ、熱い蝋燭を垂らされる。そしてペニスを生足でグリグリ踏まれるのは序の口です。
痛みを快感に変換するには女王様の力量だけでなく、身体が喜ぶプレイとそうでないプレイを上手く使い分けることが大切になります。
アナル開発は「痛い!もう無理!」、でもやっぱりアナルがうずくからもう一回!そんなアメと鞭のやり取りの繰り返しの後、痛みが快楽に変わっていく典型例です。
SMと言っても様々ですが、痛みを大きな快楽には変換する為には、このアナル調教を通したプレイは大きな分岐点になってくるので、ぜひアナル開発に長けた女王様選びをオススメいたします。
ゲイ男性がアナルを感じるのは、なかなかにアナル開発に長けた男性が多く、タチ側の指、腰使いがイイコトと共に、ウケ男性との駆け引きが上手なことに起因するといいます。
そんなケースを鑑みても、自分でアレコレ身体に鞭打つよりも、まずはM男性の扱いになれている女王様に身を任せてしまうこと、これが一番手っ取り早いのかもしれませんね。